総合的解釈が求められる時代
私たちの提供するサービスは、介護・リハビリ・看護・治療のチームワークによる多職種連携サービスなのですが、利用者様の要望を拾っていくと実に多面的なものがあり、そもそも介護って「専門職」ではなく「総合職」なんですよね。介護は病院内ではなく、自宅での生活のことなので、どこで困るとかここに障壁があるとか、1職種からだけでは見える部分が狭くなる。だから多職種で連携し、総合的な解釈を持っていないと本当の意味での介護には当たれないんです。そういうことをわかっている人材がこれからの介護業界に必要とされているんだとコロナ禍になって以降、再認識しました。
「共生的介護サービス」
そこで求められてくるのは「共生力」なんですね。共生というのは寄り添いながら時間を共にすることと私は解釈していて、時間というのはすなわち「命」ですから、まさに私たちが扱っているものなんです。命の大切さってただ長生きすれば良いというものじゃなくて、その人にとっての死生観を大事にして、尊厳を与えながら「命を輝かせる」ことだと思います。そのために私たちはフィナーレの伴走者として何ができるのか。一番良いところじゃないですかフィナーレって。私たちはリハビリや介護の技術は持っているんだけど、それ以上にただ笑い合ったり、話をしたり、何か思い出の1ページを作れれば良い。でも素人ではないので、プロとしての意識がしっかり持ちつつですけど。杓子定規な技術的判断ではなく、その人が何を求めているのか、どうなりたいのかを受け取って真摯に考えていく。それが私たちの目指す「共生的介護サービス」だと思っています。
必要不可欠なのは「人間力」の向上
「共生的介護サービス」に必要不可欠なのは「人間力」の向上です。利用者様に変化と成長を促すならばそもそも私たちも変化、成長する必要があります。
人間力にも色々あって、感じる力、聞く力、伝える力、提案する力、自省する力などありますけど、一番大事なのは「感じる力(=受け取る力)」だと思います。
トータルリハーブでは定期的に「木鶏会」というものをやっていて、「木鶏会」というのはある雑誌の記を読んで感想を発表し、聞く側は発表した仲間の長所を見つける「美点凝視」を練習するというものなんですけど、ちゃんと意見を述べる、意見を聞く(聞ける)、相手の意見を受け取る力が絶対的に必要。否定ではなく認め合うんです。それは自省する力にもつながってきます。このような取り組みを通して私たちは皆で「人間力」の向上に取り組んでいます。
何を考えて、何を目指していきましょうか?
一人一人の輝ける未来像を一緒につくっていきましょう。
株式会社トータルリハーブ 代表取締役
小野口 都司和
一人一人が輝ける未来像を
改めて考えたんですけど、会社、職員、利用者様、関係者すべてにとって良い結果を求めていかないと、本来の意味での共生にはならないと思うんですよね。誰かが何かを我慢して、それを被るようではだめ。すべてにおいての幸せな共生って何だろう?って。
うちのスタッフは皆、誠意ある仕事をしてくれる人たちばかりで感謝しているのですが、何を考えて、何を目指していきましょうか?と。一人一人が輝ける未来像を一緒につくっていきたいなと思っています。
そのなかにはうちでの経験をいかしてステップアップして、独立を目指すというのも良いし、もしあればバックアップしたいと思っています。同じ理念を持った人が多く出て、社会で活躍してくれるのが一つの願いなので、そういう人がいれば後押ししたいなと思っています。
そのまま会社で頑張ってくれる人たちには「会社」という一人の子どもを、法人っていうくらいですから(笑)この子を一緒に育てるような気持ちで関わってほしいと思います。会社は社長一人で育てるものではないので。
世界に先駆ける日本の介護
人口減少などもあり、日本の多くの産業が斜陽と言われるなかにあって介護の業界だけは成長産業なんですよね。高齢化率世界2位、1位はモナコなので人口から言ったら実質1位で世界的圧倒的スピードで進んでいる超高齢化社会の中で、どう介護に対応していったかという経験は世界にも売れる技術なんです。いずれ諸外国にも高齢化、介護の波は訪れますから、そのときに今のデータ・経験・知識は日本の宝になります。私たちはそういうものをつくり上げているんです。
真の意味での共生的介護へ
よく、親の介護のために仕事を辞めてたなんて聞きますけど、それは本当に正しいのか?と思います。求める親も含めて。そういう状況をサポートするために私たちのような存在があると思うんです。まだ先にはなりますが、例えば地域協力として高齢者の見守りをはじめ子どもを預かったり、介護者同士の地域情報交流サービスの場を提供したり、昔の日本にあった風景のような真の意味での共生的介護の実現を目指していきたいと考えています。
そのために必要なのはもちろん人財。今のスタッフたちと未来の仲間と一緒に、私たちトータルリハーブの取り組みを日本そして世界へと伝えていきたいですね。
求める人材
私事? 仕事? 志事?
私事=
自分のことだけを考えている状態
仕事=
仕えるとは人が士(技術)をもって事にあたること
志事=
心で下支えされた士(技術)で事にあたること
「自己中心ではなく、心で支えられた技術を持って
業務に当たることができる人材」
これが介護、リハビリの世界には必要であり、
私たちが求める一番シンプルな人物像です。
私たちが扱うものは命。
専門職の技術だけに偏っても上手くはいきません。
他の意見を大事にし、認め合い高め合う
聞く力、受け取る力を持っていることが大事。
命を扱う仕事を選んだ私たちは
志のある仲間と志のある仕事=志事をしたい
ここに共感できる人をトータルリハーブは求めています。
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